最近、「ネガティブな感情はよくない」と思い込んでしまっている方に出会ったり、クライアントさんにもいらっしゃいました。今日はそんな“ネガティブ”との向き合い方について、私の考えをお話ししたいと思います。
ネガティブを「悪いもの」と決めつけていませんか?
「自分がこう思ってしまうのはよくない」
「私はネガティブ思考だ」
こんなふうに、自分の中に生まれたネガティブな感情や思考を“悪いもの”と決めつけてしまい、苦しくなっている方は少なくありません。皆さんはどうでしょうか?
自分のネガティブな感情を、悪いものだと思ってしまっていませんか?
私が一番つらかったのは「ネガティブを否定していた時期」
私の経験をお話しすると、いちばんしんどかったのは、ネガティブな感情そのものではなく、
その感情を拒否したり、無視したり、ふたをしていたときでした。
「こんなふうに感じるなんてダメだ」
「もっと前向きにならなきゃ」
「気のせいだ」──あるのにないふりをしてごまかす…。
また、人にみせないようにしよう、明るくふるまおう。そうやって自分を追い込んだり、嘘をつくほど、心も身体も固くなり、呼吸まで浅くなっていきました。ネガティブであること自体よりも、
“ネガティブを感じている自分を許せないこと”のほうが、ずっと苦しかったのです。
ネガティブな感情は、悪ではありません
自然に湧き上がってくる思いや感情は、決して悪ではありません。
むしろ、あなたの内側で起きている大切なサインです。
- 悲しみは「大切なものを知っている証」
- 怒りは「境界線を守る力」
- 不安は「準備しようとする知恵」
どれもあなたを守ろうとして生まれているもの。
だから、無視したり、拒否したり、無理にポジティブに塗り替えようとすると、心が余計に疲れてしまうことがあります。
紙に書き出す
ネガティブな感情が出てきたとき、そのまま感情を出すこともありますが、
私は、まず 紙に書き出す ことをしています。
「今、私はこう感じているんだね」
「こんなことが不安なんだね」
ただそのまま、湧いてきた言葉を並べるだけ。誰に見せるわけでもないので、きれいに書く必要もありません。書き出してみると、心の中でぐるぐるしていたものが“外に出て”、自分の感情を少し客観的に見られるようになります。受け入れられないときは、「今は受け入れられない自分がいるんだな」と書いてもいい。それも立派な“受け止める”という行為です。
感情を否定せず、「今の自分の一部」として認めること
ネガティブな感情が出てきたとき、まずは「今こう感じている自分もいるんだ」と認めてあげてください。それだけで、心は少し軽くなります。今日もし「またネガティブなことを考えてしまった…」と思ったときには、どうかその自分を責めずに、そっと受け止めてあげてください。
ネガティブな感情は、あなたを傷つけるために生まれたのではなく、あなたを守るために、あなたの内側から届いた小さな声です。その声に耳を傾けられるようになると、自分との関係がやわらかく、あたたかいものに変わっていきます。からだの不調がやわらぐこともあります。ぜひ一度、自分のネガティブに寄り添ってみてくださいね。
それでも苦しいときは、ひとりで抱えないでください
どうしても解決できない。どうしようもならない。
重い気持ちが続くときは、無理をしないでください。
そっと話しに来るような気持ちで、うちのサロンにお越しください。あなたのペースで、心とからだを整えるお手伝いをします。皆様の毎日が、少しでもやさしい一日になりますように。

