年末が近づいてくると、なんだか気が焦ったり、予定に追われるような感覚が出てきませんか?
「やらなきゃいけないのに進まない」
「できない自分を責めちゃう」そんな声も、この時期はよく耳にします。
きっと今週も、気持ちが落ち着かない方が多いのではないかなと思います。
今日はそんな“焦り”についてのクライアントさんとのエピソードをシェアしますね。
焦らなかったら痛みが出なかった…?
先日、クライアントさんがこんなふうに話してくださいました。
「焦らなかったので、今回は痛みが出ませんでした」
その言葉を聞いたとき、
「あぁ、とても大事なサインだなぁ」と感じましたので、引き続き焦らないようにしていただくことを
お伝えしました。
その方は股関節に痛みが出やすいのですが、実は“焦ること”が痛みを引き起こすきっかけに
なっていたんですね。
でもご本人は、焦っていた自覚がほとんどありませんでした。
焦るのが“普通”になっていると、自分ではなかなか気づけないものなんですよね。
焦りが身体の不調をつくることもある
痛みって、身体だけの問題ではなく、「心のクセ」から出てくることもあります。
✓ 無理してしまう
✓ 予定を詰め込みすぎる
✓ 気持ちばかりが先に走る
✓ 相手のため、家族のためと無理してしまう
こんな時、身体は強く緊張し、痛みや不具合としてサインを出すことがあります。
今回のクライアントさんの場合、“無理=焦る”という心の動きが股関節に負担をかけていたのでした。
私の焦りサインは「イライラ」です。
焦るとどうなるのか。それも人それぞれで、私の場合は焦ると、まずイライラが出てきます。そしてつい家族に不機嫌さを向けてしまったり、表情がきつくなっていたり…(反省)しますので、
そんなことに気が付いたときは、
・ペースダウンする
・世間のあわただしさに飲まれない
・穏やかに過ごす選択をする
この3つを心がけています。
焦らないようにしていても、日常の中にはどうしても焦る瞬間があるので、自分の“焦りサイン”を見逃さないで早めに対処することが大切ですね。
気を落ち着かせると、身体も楽になる
焦っているときの私たちは、呼吸も浅く、身体もガチガチ。でも、気を落ち着かせて「ふぅ〜」と一息つくとイライラも、不調も少し和らぎます。12月はどうしてもバタバタしてしまう時期ですが、こんな言葉をぜひ意識してみてください。
✔ 「いったん休む」
✔ 「気を落ち着かせる」
✔ 「自分のペースに戻る」
これだけで、心と体の緊張がふっとゆるみますよ。
今週もやさしく過ごせますように
落ち着かないとき、焦り、イライラが止まないときは、鍼灸でサポートできますので、ご利用くださいね!
あわただしさに飲み込まれず、ご自身のペースで、やさしく、穏やかに。今週も、皆様にとって素敵な時間がたくさん訪れますように。

