夏のお疲れ、疲労が出てきやすい時期。そして、暑い夏から涼しい秋に向かうこの時期、ぎっくり腰になりやすい季節です。大崎の方は田植えの時期と、この時期にとくにぎっくり腰で来られるクライアントさんが多いのが特徴だなと感じております。
ぎっくり腰になったときどうしていますか?
ぎっくり腰になったときに、どのように対処していますか? 鍼灸をするというのはもしかしたら一番の選択肢ではないかもしれませんが、実はぎっくり腰(急性腰痛症)は、鍼灸施術の得意とする疾患の一つです。 そのまま休みながら回復するというのも一つですが、鍼灸をすると確実に回復する時間が短縮されるので、鍼灸もばかにできないな、と鍼灸師でありながらも感じます。もし、自分がぎっくり腰になったときにどうするか?鍼灸を一番にあげるでしょう。他の症状でも、鍼灸を受けるでしょうが、ぎっくり腰だったらなおさら鍼灸を選択します。
なんで、ぎっくり腰になるのか?
ぎっくり腰と言ってもひとそれぞれ発症の原因が違います。筋肉の疲労であったり、骨格のゆがみであったり、田植えのようにいつもは使わない部分を急に使ったことにより起こったり、筋肉の炎症であったり、内臓の疲れであったり、ストレスであったり・・・それも人それぞれですね。今の季節でおこる場合は、冷房や、夏に身体を冷やしていたことによる冷えによるものもありますが、そのあたりは、問診をしながらお伺いしております。
ぎっくり腰になったとき、鍼灸はなぜ効くのか?
鍼灸の効果として、筋肉の緊張緩和や血液循環の改善、免疫機能をあげていくことにより、本人のもつ自然治癒力あげていくことなんかがあげられますが、それらが相互的に作用して、身体に働いてくれます。
もっと早めに鍼灸を受けたらよかったとの声もいただきます。
ぎっくり腰になり鍼灸を受けられる方、鍼灸を受けられる前は、歩くのもままにならないし、車の運転もきつい、そんな方も多いのですが、施術後は、歩けるようになったり、車も運転ができるようになったり、楽になりました、と、特に鍼灸施術前後の違いがわかりやすいです。ぎっくり腰になった時は、本当はお仕事を休んで休養してもらうのが一番なのですが、大事なお仕事があるからそうできないという方も多く、どうしても今日も明日も何とかしないといけません。何とかしてくださいそんな方も来られます。 どうしても休めないけど、何とかしないといけないとき、鍼灸がお役にたてます。本当はそうなる前に身体のメンテナンスをしてあげたり、無理しないように過ごしていただくのが一番なのですが、なかなか、そういうわけにはいきませんよね。 多くの方は、痛い時だけ、自分のからだに目を向けるでしょう。なんとかできているときは、そこまで身体のメンテナンスを必要としないものですよね。まだ大丈夫だ。まだそこまでひどくない。我慢できる痛みだ・・・そのまだ、大丈夫!!が本当に大丈夫ならいいのですが、その大丈夫の限界がぎっくり腰になる場合もあり・・・
痛みや違和感に気が付いたときは、お早めに、自分のからだを労わってあげましょう。
ぎっくり腰予防にできること
体の疲れを感じたら、たくさん寝て身体を休ませてあげたり、あったかいお風呂に入り、身体を温めてあげたり、リラックスさせてあげる時間を1日のうちの数分でいいので作りましょう。ストレスは溜め込まないように、こまめに発散させてあげることも一つの予防です。 ご自身のからだとこころを整えて、よりご自愛くださいませ。