「がんばれ」が心の重荷になることもある。

鍼灸サロンこころね

誰かの一言が、なぜか心に残ったり、重くのしかかってくるように感じたことはありませんか?

たとえば「がんばれ」という言葉。本来は応援のつもりでかけられたものかもしれません。
でも、その言葉をかけられて、心がざわざわしたり、違和感を覚えることもありますよね。

先日クライアントさんとお話の中で

先日、クライアントさんとの会話の中で、こんなお話がありました。「〇〇さんに“がんばれ”って言われたんです。それが、すごく嫌だったんですよね。」とても頑張っている方だと知っていたからこそ、
その言葉が、その方にとってふさわしくなかったことが、私にも伝わってきました。

きっと言葉をかけた方に悪気はなかったと思います。
むしろ、励まそう、応援しようという想いがあったのかもしれません。

でも、すでに頑張っている人にとって「がんばれ」という言葉は、
「まだ足りないの?」と感じさせてしまうことがあります。
また、「私のこと、ちゃんと見てくれていないんだな」と思ってしまうこともあるかもしれません。

じゃぁ、どんな言葉をかけてもらいたかったの?

とはいえ、誰かの言葉を変えることはできません。また、その言葉にモヤっとしたからといって、その人を責めても、心が軽くなるわけでもありませんよね。そんなとき、大切にしたいのは、
「自分が、自分にどんな言葉をかけてあげるか」という視点です。

自分への問いかけ

「がんばれ」と言われて、心がざわついたときこそ、ぜひ、こんなふうに問いかけてみてください。

  • 「私は本当は、どんな言葉をかけてもらいたかったんだろう?」
  • 「どんな言葉なら、今の私の心がほっとするだろう?」

たとえば、

  • 「よくやってるよ」
  • 「無理しなくていいよ」
  • 「がんばってるね」
  • 「十分がんばってるよね」
  • 「よしよし」

そんな言葉が、自分を優しく包み込んでくれることがあります。

どんなことに気づいてほしかったのかな?

頑張れ、という言葉以外にも、もし最近、誰かの言葉にモヤっとしたことがあったとしたら、
それはあなたの心が「もっと気づいてほしかったサイン」なのかもしれません。

その小さなサインを見逃さず、どうかご自身に、たっぷりと優しい言葉をかけてあげてくださいね。どんな優しい言葉が今のあなたを癒してくれますか?

今日も、あなたにとってあたたかな一日になりますように。

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