3月11日。東北に暮らす方にとって、今日は忘れられない特別な一日ですね。
そして、大崎でもここ数日、揺れが続いていて、心も身体もいつもより敏感になりやすい時期です。
身体が“覚えている”ということ
揺れを感じるたびに、
「なんだか嫌な気持ちになる」
「過去のつらい記憶がよみがえる」
「理由もなく不安が強くなる」
そんなふうに感じる方も多いのではないでしょうか。これは決して「弱さ」ではなく、身体が過去の記憶に反応している自然な現象であることもあります。
地震の前後にあらわれやすい身体の反応
地震の前後には、
・頭が痛い
・耳鳴りやめまい
・ぼんやりする
・だるさや疲れ
・やる気が出ない
・そわそわする、イライラする
・なんとなく“変だな”と感じる
こうした反応が症状として出ることもあります。
ここ数日、私自身も頭痛が出たり、地震前特有の“動けない感じ”に包まれたりしています。
私は阪神大震災の影響もあり、当時の恐怖がふっと顔を出すこともあります。震災の記憶は、場所が違っても、どこかで同じ痛みを持っているものかもしれません。
身体は過去の感覚を覚えている
「もう昔のことなのに」と思うかもしれません。
けれど身体は、これまで感じてきたことを感覚として覚えているとも言われています。
過去の出来事は一度きりでも、そのときの感情や感覚は、身体に静かに刻まれています。
大切なのは、無理をしないこと
揺れが続くとき、記憶がよみがえるとき、
まず一番に大切なのは 無理をしないこと です。
そして、湧いてきた感情にそっと寄りそってあげること。
恐怖、失望感、絶望感、やるせなさ、無力さ、
怒り、悲しみ、さみしさなど、さまざまな感情が
出てくることもあるでしょう。
「怖かったね」
「辛かったよね」
「揺れると不安になるよね」
「あのときの自分、よく頑張ったね」
「今だってよくやっているよね」
そんな言葉を、自分にかけてあげてください。それだけで、心も身体もふっと緩みます。
感情はそのまま感じて大丈夫
浮かんでくる感情を押し込めたり、消そうとしたりしなくて大丈夫です。涙がこぼれるなら、たくさん泣いてあげてください。怒りが出てくるなら、怒っても大丈夫です。
亡くなった方へは、祈りを捧げる。静かに黙祷する。
そのままの自分を認めてあげることが、いちばんの癒しになることもあります。
今日という日を静かに過ごすために
・温かい飲み物をゆっくり味わう
・深呼吸をひとつしてみる
・揺れたら「大丈夫だよ」と自分に声をかける
・できることだけをする
・できないことや無理なことは今日はしない
・思い出したくない方はテレビをつけない
小さな工夫が、心と身体を守ってくれます。
ひとりで抱え込まないでください
もし、
・自分の感情をうまく受け止められない
・過去の出来事にとらわれて前に進めない
そんな状態で苦しくなっている方がいたら、どうか一人で抱え込まないでください。
こころねでは、からだとこころの両面から丁寧に向き合える時間も、
大切にしています。必要な方は、いつでもご相談くださいね。
3月11日という日を大切に
3月11日という日。心と身体の声を大切にしながら、皆様が、静かに過ごせますように。

